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ピボットポイントとは何だろうか？
プロのトレーダーやマーケットメーカーは、ピボットポイントを利用して、潜在的な支持線や抵抗線を見極める。
簡単に言えば、ピボットポイントとその支持線/抵抗線は、価格変動の方向が変化する可能性がある領域である。
ピボットポイントがこれほど魅力的な理由は？
それは、客観的であるからだ。
すでに紹介した他の指標とは異なり、主観が入り込む余地がない。
多くの点で、FXのピボットポイントはフィボナッチ水準と非常に似ている。多くの人がこれらの水準を見ているため、ほぼ自己実現的になっている。
両者の主な違いは、フィボナッチではスイング高値とスイング安値の選択に主観が入り込む余地があることだ。
ピボットポイントでは、FXトレーダーは通常、同じ方法で計算を行う。
多くのトレーダーがこれらのレベルに注目している。あなたも注目すべきである。
ピボットポイントは、特に小さな価格変動を利用しようとする短期トレーダーにとって非常に有用である。
通常の支持線や抵抗線と同様に、為替トレーダーはこれらの水準の反発または突破を取引対象として選択することができる。
レンジ相場を狙うトレーダーは、ピボットポイントを利用して反転ポイントを特定する。彼らはピボットポイントを、買い注文または売り注文を出すべきエリアと見なしている。
ブレイクアウトを行うトレーダーは、ピボットポイントを利用して、本格的なブレイクアウトと見なされるためには突破すべき重要な水準を認識する。
EUR/USDのピボットポイントを1時間足チャートにプロットした例を以下に示す。
ご覧の通り、チャート上に水平方向のサポートラインとレジスタンスラインが示されている。
見てください…見事にマークされています！なんと便利なのでしょう！
ピボットポイントの専門用語
これらの略語の意味を簡単に説明しよう。
PPはピボットポイントの略である。
Sはサポート（支持線）を表す。
Rはレジスタンス（抵抗）を意味する。
しかし、「S1はサポートでなければならない！」とか「R1はレジスタンスでなければならない！」などと考え過ぎないように。
その理由は後ほど説明する。
次のレッスンでは、FXのピボットポイントの計算方法、ピボットポイントのさまざまな種類、そして最も重要な、FX取引のツールボックスにピボットポイントを追加する方法を学んでいく。